GUNTE
「普段使いする軍手」
財布、キーホルダー、キャップ、靴下など、テンベアではバッグ以外に小物も展開しています。その中で寒くなって来るこの季節にじわじわと人気度をアップさせているのがこの「GUNTE」シリーズ。5年前から冬の定番アイテムとして仲間入りした「GUNTE」に始まり、シーズンを重ねるごとにカラーバリエーションと型のパターンも増えています。ブランドコンセプトでもある、道具としてのバッグ作りを意識する中、道具としてそしてファッションアイテムとしても成立する新たな何か、を模索し着目したのが軍手の始まりです。作業をする時に欠かせない軍手は、当然作業をする時にしか使わない。丈夫でガンガン使える気軽さはそのままに、普段使いとして愛用出来る存在であったならちょっと面白くて、きっとすてき。という発想を基に、通常の作業用軍手と全く同じ工程で新たなアイテムを作ることに。いわゆる軍手と同じく、左右もなくパターンやステッチの糸使いも同じ。編み機から出てくる時には、手首のロック部分以外はほぼ出来上がった状態で出てきます。ただ、一つ違うところはその後の仕上げが手作業であること。オーバーロックをかけて、編み始めの指先から出ている糸やオーバーロックをかけた後の残り糸を一つひとつ手作業で中に入れ込みます。このひと手間、丁寧な手仕事が仕上がりを良くしています。また、糸はウール(ナイロン混)の糸を起毛させて作っていて糸を撚った後に起毛させているので、より温かみのある風合いが出ていることも魅力の一つ。一見、普通の軍手と同じようでありながらも、その暖かさや柔らかな付け心地はまったく違っています。
そうして作った5本指の軍手に加えて、指なし、ミトン、さらに同素材のマフラーも今季から新たに展開。そんな型だけでなく、人気ポイントとなっているのが豊富なカラーバリエーション。グレー×レモン、ライトグレー×ピンク、ベージュ×オレンジなど既存の軍手では存在しない、色の組み合わせが何より楽しいところだと思います。最も定番の5本指タイプは10色展開、指なしタイプ、ミトン、マフラーは4色展開に。5本指タイプのみメンズ、レディースの2サイズがあります。この中から一つ選ぶのは迷って仕方ないと2、3個買う人、毎年新色を買い足していく人、愛用してくれる人の選び方もさまざまです。そんな中でも一番多いのは、贈りものとして選ばれているシーン。お手頃なので、バッグのプレゼントにちょっと付けるおまけ感覚だったり、“軍手の手袋”という面白さを喜んでもらえたり。贈りものとしても、自分用にも選ぶところから楽しいアイテム。この冬のお供に、軍手の手袋を選んでみては?
Text : Chieko Koga(MOKA STORE)