くつろぎの時間、ブランケットがちょっと恋しい季節になってきました。ワードローブもそろそろニットやコートへと衣替え。そして、バッグも…。寒い季節にしか持てない分、この季節が待ち遠しい秋冬コーディネイトをエンジョイさせてくれるボアバッグの出番です。2016年から展開を始めたウールのボア素材。良質な英国産の羊毛から作ったものになります。厚みや特有の硬さがある素材感のせいか、いわゆる可愛さ、みたいな空気感を持たない独自のボア素材であることが特徴的。特に今季のボアは今までのものと似て非なるこだわりを詰め込んだバージョンアップ編。糸を選ぶ段階から始め、一から作り込んだ全く新しいものになっています。その違いはまず毛糸になる前の羊毛ワタの段階から。今までの単色使いではなく、複数色のワタをブレンドしミックス調にしてから羊毛ワタを染めています。この羊毛ワタを先染めすることで、糸染めよりも色に深みが出たり、色褪せしにくくなるのだそう。そして染まった羊毛ワタが糸へと紡がれ、その糸から生地になるまでいくつもの工程を踏み仕上がるまで約２ヶ月も掛かります。今までより使う糸の量も増えているので、ボリューム感、高級感も増し、ひと味違ったボアになりました。

ボア素材はもこもこしていて女子のためのもの、というイメージを持たず、シンプルにその魅力を捉え、真面目に本物を追求して作ったみんなに愛される“羊毛のバッグ”。良質な羊毛は、ハリとコシがあり、製品にした際に型崩れしにいとも言われています。その羊らしいふっくらとした素材感、表情に仕上がったボア素材を使ったシリーズです。新作は、ラウンドポシェットと巾着、新サイズとして展開するデリバリートートのXSの３型。定番のバゲットトートとデリバリートートも並びます。カラーバリエーションはナチュラルとチャコールの２色になっています。