バッグを床に置いた時、まっすぐしっかり自立する厚手の６号キャンバス生地であることが『テンベア』らしいバッグです。その質実剛健な存在感と日常的に遠慮なく使えるタフな使い心地が魅力のひとつ。この定番キャンバスとはまた違う軽さと柔らかさを狙った11号キャンバスを使ったシリーズがあります。明らかに生地は薄くて肩に掛けた時のフィット感、自由な着け心地が違います。とはいえ、洗いを掛けていない最初の頃はちゃんと自立もします。同じキャンバス生地でも、厚みによってその見た目、使い心地が異なるところがちょっと面白いです。ただ、どちらも使い込んでいく内に身体に添う馴染みの良さを感じられるのが、テンベアバッグの特筆すべき点だとも思います。今回は、軽くてより気軽に持てるバッグ11号キャンバスを使ったものにフォーカス。定番のロゴシリーズのバゲットトート、デリバリートート、マルコラージに起用されました。生地使いと同じくらい仕様が変わったのが、持ち手のレザーハンドルです。薄く漉いたレザーを芯地に巻き付けたオリジナルのものを使っています。このレザーが滑らかでとても気持ちのいい触り心地。ペタッとした薄くて柔らかい仕上がりなので、肩に掛けた時の快適さは言うまでもありません。もちろん、手に持った感触も新鮮に感じるはず。ちなみに、この11号キャンバスシリーズのバッグ。バゲット、デリバリー、マルコラージのどれにもバッグの内側に仕切りが付いているのも、うれしいポイントです。　今シーズンは、グレー、イエロー、ブルーとカラフルな色展開も注目したいところ。曖昧さのないはっきりとした色使いが黒いレザーハンドルと相性よく、かっこいい仕上がりです。そしてもう一つの注目が、アーティストとのコラボレーションアイテム。白と黒などのシンプルな色のパターンで道具や人物をモチーフに作品を描くイラストレーター・勝山八千代さん。おやつの定番、プリンをリクエストして描いてもらったものになります。バゲットトート、デリバリートートS、巾着の３アイテム展開で、それぞれ異なるプリン柄がデザインされています。勝山さんが描く一見無機質なようで日常への親しみを覚えるような作風は、どこかテンベアのアイテムにも通じるような気がします。道具を主に描く人と、道具を入れるためのバッグを作っているというところも端から見ると、繋がりを感じます。　すっかり季節が移り変わり、外出の機会も増えてきそうなこの頃。コートが出番の重ね着には、軽くて自由さを持ち合わせたバッグを選んでみてはいかがでしょう。
スタイリングのアクセントになるような、カラフルな色使いか、柄ものバッグを合わせるか。冬物コーディネイトをちょっと楽しくしてくれそうなバッグのご紹介でした。

どのアイテムも11月初旬入荷予定です。
【#11 LOGOシリーズ ラインナップ】
BAGUETTE #11 LOGO
品番：TMB-21025A
COLOR : GREY, YELLOW , BLUE
金額：¥13,000(+TAX)

DELIVERY TOTE SMALL
品番：TMB-21038A
COLOR : GREY, YELLOW , BLUE
金額：¥13,000(+TAX)

MARCO LARGE
品番：TMB-2161H
COLOR : GREY, YELLOW , BLUE
金額：¥16,000(+TAX)

【#11 LOGO YACHIYO KATSUYAMAシリーズ　ラインナップ】
BAGUETTE #11 LOGO
品番：TMB-21025A
COLOR : BEIGE
金額：¥14,000(+TAX)

DELIVERY TOTE SMALL
品番：TMB-21038A
COLOR : BEIGE
金額：¥14,000(+TAX)

巾着
品番：TMB-1863H
COLOR : BEIGE
金額：¥6,000(+TAX)
※巾着はYACHIYO KATSUYAMAシリーズのみ展開しています。

勝山 八千代 YACHIYO KATSUYAMA
アーティスト・イラストレーター

白と黒で道具や笑わない人物をモチーフとした作品を描く。主な仕事に広告、商品パッケージやアパレルへのイラストレーションの提供、書籍・雑誌の挿絵を手掛ける他、各地で個展・グループ展を行う。

EDIT&TEXT：Chieko Koga(MOKA STORE)