今年最初の「NOTES」です。新しい年が始まりました。コロナ禍であることに変わりないのが残念ですが、心持ちだけはすっきりとした気持ちで新年を迎えたいと思います。2021年最初のテーマはホームシングス。家で使うモノについてお届けします。また家で過ごす時間が長くなる日々が続く中、身の回りのものを気持ちよく快適なものにまとめたい。それから飽きることなくずっと愛用できるもので揃えたい、自分一人で叶えられるちょっといいことをしてみましょう。「道具としてのバッグ」というコンセプトを持つテンベアですが、それはいわゆる日常に寄り添うモノであり、機能美を大切にした使い心地のよいものであり、ずっと愛用できるものだと思います。バッグだけでなく、暮らしにまつわるアイテムにもそれは通じています。本を収納するためのブックトート、いつでも気軽に洗えるスリッパ、履き心地が快適で丈夫な靴下。実際に使ってみると思う共通点は自分の中の「あると便利、買ってよかったシリーズ」にランクインすることです。

例えばブックトート。デザインは見ての通りのシンプルさが魅力です。どんな空間にもマッチするニュートラルなルックス。でもおしゃれ、他とひと味違うのは、素材にこだわったしっかりとした作りのキャンバス地のせいだと思います。ずっと長く使うためにはこの素材感にはこだわりたいところです。単体でもずらりと並べていても絵になる、見せる収納において活躍します。ブックトートとあるだけで、本以外になんでも入れられるし、場所も選ばない。そこが一番愛すべき点です。リビングでMサイズを使って雑誌や新聞、書類をまとめておく。Sサイズを利用して洗面所でタオルや下着を収納する。子供部屋でおもちゃをまとめて入れておく。ここには例えで挙げない、いわゆるごちゃっとしがちないろいろなものを一手に受け止めてくれる収納トートなのです。テンベアらしい定番スタイルの配色も他と違ってすてき。そのイズムを引き継いでいるなと思うのが、新作のスリッパ。さらりと履き心地のよいキャンバス地のスリッパなのですが、何がいいって気軽に丸洗いできるのがいい。手洗いで水に丸ごと浸けて洗えるのは、ありそうでないからいいのです。という魅力を伝えつつ贈りものにするにもちょうどいい。そんなスリッパです。

使ってみてよかったというのは、使ってみないと分からないので、出来るだけこのNOTESでお伝えしていきたいと思います。そんな使ってよかったシリーズから、最後にご紹介したいのがGUNSOKUです。軍手のように、つま先の部分から口のほうに向かって編まれていくため、つま先部分に接ぎがなく、履いたときの引っ掛かりやごわつき感がありません。厚みのあるしっかりとしたコットン素材の靴下は、ただただ快適。洗いを繰り返す内に程よい柔らかさも出てきます。白や黒のベーシックな色の他に、ライトグレーやレモン、ミント、アプリコットなどパンツの裾からチラッと見えてちょっとおしゃれな配色のものもあります。毎日使っていくものは、シンプルで丈夫なものがベスト。家の中で使うものに心地よさをプラスしませんか。
　
Photo,Edit&Text：Chieko Koga(MOKA STORE)