TEMBEA

LEATHER

「4つのレザーバッグ」

キャンバス生地が主役のバッグブランド『TEMBEA』が展開しているレザーバッグがあります。ひんやりとした風を感じ始めたこの頃、それがだんだんと気になる存在に。毎シーズン展開されているアイテムではあるものの、今シーズンは4種のレザーを使ったバッグが揃うということで注目度はかなり高めです。バッグの型はすべてデリバリートート。蓋も仕切りもなく、袋口を断ち切りにした裏地もないスタイル。この限りなくシンプルな作りが物の出し入れを無造作に行え、テンベアらしさを感じるところです。レザーバッグでありながら、そんな軽快な使い心地を実現しているところが、ありそうでない存在であり、かつ日常使いに重宝するトートとしてフォーカスしていきます。 最初にご紹介したいのが、おなじみのシュリンクレザー。上品な雰囲気を醸し出す柔らかなレザーは、とにかく傷が付きにくく、持った時の軽さには驚くばかり。タンニン鞣しとクロム鞣しを掛け合わせて作られるコンビヌメで、頻繁に使うことによって、自然に艶と柔らかさが増してくるので特別なお手入れが必要のない点も魅力です。 2つ目のレザーは、エナメル。エナメル樹脂でコーティングしてあって、水が染み込まない素材で作られたもの。雨の日に出番が多いトートの一つであり、シンプルながらもエナメルならではの“ちょっとおしゃれ”な存在感に支持するファンが変わらず多いとか。通常の革とは違い経年変化がないので、長く美しいまま愛用できるところも魅力と言えます。ちなみに汚れた時のお手入れ法は? 専用のクリーナーを使用して、柔らかい布で拭き取れば良いとのこと。お手入れが簡単であることはうれしい点です。 個性的なルックスで人気を集めているミラー箔を施した財布から派生したトートがこちら。名前の通り、鏡のような光沢が特長のレザーで、モノトーンのコーディネイトにこのバッグ一つ持つだけで、相当なアクセントになることが想像できます。箔はシンナーやアルコールに弱いのでアルコールジェルなどの使用時は少し取り扱いに気を付けることが必要。シュリンクレザーと同等なくらいの想像を超える軽量さにも注目です。 最後のご紹介は、ステアオイルヌメという今季新作の革。革好きがこだわる選ぶポイントとして挙げられる“革の経年変化を楽しみたい”という人には、ぜひこのトートをおすすめしたい。ステアとは生後2年以上で、生後3ヶ月から6ヶ月の間に去勢された雄牛の革のことで、特有の厚みがあって、強度に優れているのが特長だそう。この革を二度鞣し、オイルをたっぷり含んだ革にさらにワックスをたっぷり含ませるなど、かなりのこだわりを持って作られたアイテム。使い込む内に表面のワックスが溶け込み、まだ見ぬ本来の革の色がだんだんと見えてくるのだとか。なので、革を育てることも楽しみたい人に断然選んでもらいたい。ハンドルの付き方もこのタイプだけ他のレザーバッグと違い、内側に付いていることも特長的。レザーの雰囲気が最大限に生かされ、よりシックな印象を受けます。
 さまざまなレザーで作られたデリバリートートの数々。異なるレザーで4種の展開があるというのは、秋の装いのアイテムとしてかなり面白くて魅力的…。一つ持っていれば、日常使いでも少しきちんとしたいシーンでも使え、そして適なお手入れを施せば、一生使える愛用品になってくれます。選択肢が多い今シーズンに、お気に入りのレザーバッグを手に入れてみませんか。

SHRINK
DELIVERY TOTE MINI ¥25,300 (TAX inc)
DELIVERY TOTE SMALL ¥29,700 (TAX inc)
DELIVERY TOTE MEDIUM ¥35,200 (TAX inc)

ENAMEL
DELIVERY TOTE MINI ¥28,600 (TAX inc)
DELIVERY TOTE SMALL ¥39,600 (TAX inc)
DELIVERY TOTE MEDIUM ¥48,400 (TAX inc)

MIRROR
DELIVERY TOTE MINI ¥25,300 (TAX inc)
DELIVERY TOTE SMALL ¥33,000 (TAX inc)
DELIVERY TOTE MEDIUM ¥40,700 (TAX inc)

STEER OIL NUME
DELIVERY TOTE MINI ¥29,700 (TAX inc)

EDIT&TEXT:Chieko Koga(MOKA STORE)