アイスグレー、ディープグレー、ダークカーキ、サックス。単色使いで統一し、新しい生地を使ったシリーズ、CANVAS11。11号キャンバスとは帆布の中では一番薄い素材になります。定番のバゲットトートなど、通常ではハンドルや底部分に使用しているもので、そのキャンバスの裏面にビニールコーティングを施し、防水性や強度を持たせました。PVC加工によってコットンだけど、ナイロンに近いような風合いとなり、薄くても張り感のある独自の丈夫さを感じられます。シンプルかつトラディショナルなデザインの統一にもこだわりを詰めました。

ソリッドの色使い、そして色選び。

TEMBEAではイレギュラーとも言える単色使いで揃えた、このシリーズ。さて、この生地に似合う色はどんな色だろう。色使いのイメージは、どこか無骨で、シンプルでスマートだけれど冷たさはない感じ。例えば黒ではないけれど限りなく黒に近い濃いグレー、また茶色でもベージュでもマスタード色でもない微妙なカーキ。真っ白とも薄いグレーとも言い切れない、ある意味曖昧さを意識したアイスグレー。ふと、頭に浮かんだのは、河原にある小石のような色。凛とした自然の色合いになんとも言えないかっこよさを感じることがあるのです。そんなかっこよさを表現した色合いは、ユニセックスかつどんなスタイルにもきっと似合うような汎用性を持ったバッグへと仕上げてくれた気がします。

バッグの展開は、クラブトートのスモールとミディアム、デイリーパック、そしてバゲットトートの４型になります。この色使いが似合う、定番のバッグたちをチョイスしました。新たなスタンダードと呼べる、CANVAS11シリーズからお気に入りを見つけてみてください。