TEMBEA

TRUNK SHOW

「Monica Castiglioni」

アートを身に着ける、オブジェを指先に。“芸術の秋“を意識するこの季節に心惹かれるポップアップショップが9月17日から京都店にて開催されます。今回が2度目、『モニカ・カスティリオーニ』のアートジュエリーのお目見えです。前回は完売になったものがあるほど人気を集めたので、楽しみに待っていたという人も多いはず。初めて、という人はこの機会にぜひ触れ合ってもらいたい。 
 ミラノとニューヨークを拠点に活動するアートジュエリーデザイナーのモニカ・カスティリオーニ。彼女の作品は自然界に存在する繊細な美しさと、逞しい生命力にインスピレーションを得て表現されている、といわれています。柔らかな曲線を描きながらも、今にも動き出しそうな躍動感を美しいフォルムで具現化し、その印象深い作風にひと目で惹かれます。例えるならそれはオブジェのような存在感、“身に着けるアート“です。コーディネイトに取り入れたらすてきであるということは、想像に難くないこと。そんなジュエリーの中で、代表的な作品として知られるシリーズがこの”ピスティーリ”。イタリア語で「雌しべ」を意味し、植物からインスピレーションを得てデザインされたものになります。特徴的な粒の形や大きさはそれぞれに違いがあり、とても有機的。粒が2つのものから複数のもの、石付きとさまざまなデザインで表現されています。単体でも存在感がありますが、重ね付けすることでよりデザイン性の高いスタイルを楽しめるというところが、彼女のジュエリーの面白さだと思います。 そして、もう一つ着目したいのが「身に纏う彫刻」とも評されている、彫刻的、建築的なシリーズ。ピスティーリのような有機的なシリーズとは対照的に、重厚感があり建築物のような無機的なデザイン。このシリーズは男性にもおすすめです。彼女らしさを最大限に生かしたコーディネイトとして「有機・無機の組み合わせ」というものがあるそうです。片手が有機的ならば、もう片方の手は無機的にする。両手にアートを纏ったようなクールでゴージャスな気分になれるのが魅力だと思います。これらの美しい曲線や揺るぎない直線はどのように作られているのか。それは精密鋳造とも呼ばれる伝統的な技法を取り入れたものだそうです。ミラノのアトリエでワックス(蝋)を彫刻のように形を削り出し、鋳型を作るロストワックス製法で作られています。わずかな傾斜や極細い線なども忠実に再現できる技法で、すべてのブロンズ、シルバーのジュエリーがハンドメイドされています。今回のポップアップショップではさまざまなデザインのリングを中心にピアスの展開もあります。他にもイタリアにて3Dプリントの技術を用いた新感覚のジュエリーもあり、これまでモニカがデザインしてきたブロンズによるジュエリーを、3Dプリントの技術により再現したものになります。アーティスティックな立体感と着けたときのシックな雰囲気、そして身に着けていることを忘れてしまう程の軽さがその特長です。 『モニカ・カスティリオーニ』のジュエリーを実際に手に取ってみて感じるのは、こうして目で見た時よりも身に着けるとその印象が変わるということ。こだわりのジュエリーを身に着ける楽しさやかっこよさをすぐに感じることが出来るはずです。ご紹介してきたリングやピアスの他に、ネックレス、イヤリング、バングル、ブローチなどのジュエリーを見比べて試着出来るこの機会。可能な方はぜひ京都へと足を運んで、お気に入りを探してみてください。<イベント期間>
9/17(金) – 9/26(日) 10日間

Monica Castiglioni(モニカ・カスティリオーニ)
イタリア、ミラノ生まれ。ミラノとニューヨークを拠点に活動するアートジュエリーデザイナー兼フォトグラファー。
自然界からインスピレーションを得た美しい曲線から彼女が生み出すフォルムは、アートに通じるジュエリーとして注目されている。父はプロダクトデザイナーのAchille Castiglioni(アキッレ・カスティリオーニ)。

monica castiglioniのジュエリー日本代理店
”VELVET THE SHOWROOM”
http://shop.velvettheshowroom.com

monica castiglioni instagram:
https://www.instagram.com/monicacastiglioniatelier/?hl=ja

PHOTO,EDIT&TEXT:Chieko Koga(MOKA STORE)